対象は小学校5年生以上です。
中学生・高校生年代に上がったときに活躍できるように、身体機能と野球動作の基礎固めをしていきます。
- 基本的な投球フォーム習得
- 基本的な打撃フォーム習得
- 骨盤コントロール能力の獲得
- 全身の柔軟性獲得
- バランス能力の獲得
上記5つの能力獲得を目指していきます。
対象は小学校5年生以上です。
中学生・高校生年代に上がったときに活躍できるように、身体機能と野球動作の基礎固めをしていきます。
上記5つの能力獲得を目指していきます。
小学生のうちに投げ方と打ち方の基本を習得できているか否かで野球選手としてのその後の成長曲線は大きく変わってきます。
もし、この時期に野球動作の基本を習得していないと、中学生で二次性徴がおきて筋力や体格が向上したとしても、その潜在的なパワーを効率よく野球に生かすことはできず、思ったようなパフォーマンス向上につながりません。
そればかりか、力任せで強引に体を回したり、腕を振ったりすることで野球肘・野球肩・腰椎分離症などのケガのリスクを高めてしまいます。
このように、中学生以降で飛躍的なパフォーマンス向上やケガを予防するためにも小学生のうちにしっかりと野球の基本動作を習得する必要があります。
とはいえ、小学生に細かい投球メカニクスの話を説明しても理解は難しく、選手がフォームを気にしすぎると思い切ったプレーができなくなったり、野球自体がつまらなくなってしまいます。
Arrosでは投球・打撃ドリルなどを積極的に行い、体を動かしながら自然に野球動作の基本型を習得することを目指しています。
小学生のうちに修正しておきたい投球フォームはこちらです。
4つとも小学生に多い典型的な良くない投球動作でこのような体の使い方をしていると以下のような弊害が生まれます。
ミスユース(誤った体の使い方)に対してArrowsでは現象に対する指摘ではなく、根本的原因に対する動作ドリル・動作指導を行うことで動作の改善→フォーム修正を図っていきます。
現象に対するアプローチと根本的アプローチの違いについて詳しく紹介します。
インステップがどうしても直らない選手がいたとします。
この選手に「足をまっすぐ出せ」と声をかけたり、地面にまっすぐのラインを引いてそれを目印にして投球をさせる指導者がいらっしゃると思いますが、これは現象そのものに対するアプローチです。
この指導では、インステップの選手が地面の位置を気にして無理やりまっすぐ足を出そうとすると、開きが早くなってしまい、余計に投球フォームが乱れて投球動作がぎこちなくなってしまうことが多いです。
一方、根本的なアプローチではまずはじめに
「なぜその選手がインステップになってしまうのか?」
ということを動作分析します。
この例でいくと、小学生のインステップにつながる原因はおおまかに以下の3つが挙げられます。
特に、重心の沈み込みの瞬間には注意が必要です。
沈み込みでつま先重心になると、膝が前に引き出されて過度な前方向重心(右投手の3塁側)の体重移動となり、インステップにつながります。
そのため、沈み込みでの荷重位置や股関節・骨盤の使い方の調整が必要であり、そのあたりの動作が改善することで、投球フォームを意識しなくても勝手にインステップが直ることが多いです。
このように、「足を真っ直ぐ出そう」「肘を上げて投げよう」という現象に対する指導はでなく、Arrows(アロース)では根本的な体の使い方を変えるメニューを反復して行います。
選手が自分のフォームを気にしすぎることなく、自然と野球動作が改善されることが大きなメリットです。
野球は全身の柔軟性が絶対的に必要なスポーツです。
特に、ピッチャーの場合、全身の可動域が不足していると自分のパワーを指先まで効率よく伝えることはできず、ハイパフォーマンスを発揮することは不可能です。
全身の可動域を高めるうえで知っておきたい理論の1つにJoint By Joint理論があります。
Joint By Joint理論は人間の関節は上から「動きにくい関節」と「動きやすい関節」の順番に構成されているという考え方です。
この理論に当てはめると人間の関節で大きな可動域を持っているのが胸椎・股関節・足関節です。
その中でも野球選手に特に重要なのが胸椎と股関節です。
ピッチング・バッティング動作ともに胸椎と股関節を中心に鋭く体を回転させることができると高いパフォーマンスを発揮することが可能になります。
しかし、胸椎と股関節が固い選手の場合は回転運動をスムーズに行えずにパワーロスすることになります。
また、それだけでなく、本来は可動範囲が狭い腰椎を過剰に使って無理やり体をねじらないといけなくなり、腰椎分離症などのケガを引き起こしやすくなってしまいます。
Arrowsでは胸椎・股関節をメインに野球選手に必要な全身の可動域を高めるトレーニングを行います。
柔軟体操ではなく、体を動かしがら行う可動域トレーニングを行いますので、小学生でも楽しく取り組むことができます。
可動域トレーニングを行って全身の可動域を高めただけではパフォーマンスアップにはつながりません。
広くなった可動域域をいかにフルに使いこなせるかがパフォーマンスアップの重要な要素の1つです。
Arrowsでは身体操作系トレーニングといって可動範囲を広げながらパワー発揮を高めるトレーニングを行います。
負荷が高いものもありますが、全身を連動させて可動範囲内でハイパワーを発揮できるようになれば、野球のパフォーマンス向上が望めます。
こちらはトレーニングの1例です。
野球選手は自分の力だけでなく、地面からの反力をいかに効率よく受け取れるかということも重要な能力になります。
自分の力にプラスして地面からの力をもらうことができれば、パワーを最大限に増幅することができます。
地面反力は自分で地面で強く押すほど、その分地面からもらえる力も大きくなります。
そのため、いかに地面に強く押せるかが重要です。
また、軸足で強く地面を押して加速させた身体をステップ足で急激に減速させることもパフォーマンスアップの鍵になります。
ステップ足で急ブレーキをかけることができると、体幹などのエネルギーを増大させ、最終的に末端部(手・指)のパワーを大きくさせることができるようになります。
こちらは軸足から生み出される投球方向への地面反力の大きさと球速の関係性を調べた研究の結果です。地面反力が大きい投手ほど球速が速いというデータが証明されています。
こちらの図は踏み出し足が着地したときの地面反力の大きさと球速の関係性です。こちらも地面反力が大きい投手ほど球速が速いというデータが出ています。
このように、野球選手にとって地面反力を有効活用できるか否かはパフォーマンスに大きく関わってきます。
Arrowsでは地面反力を生み出すための股関節の正しい使い方の習得やジャンプ系トレーニングで身体を加速&減速する能力を身につけていきます。
小学生高学年はとても多感な時期なので、様々な刺激を入れることで運動能力が飛躍的に向上するといわれています。
Arrowsではウォーミングアップでコーディネーショントレーニングを行います。遊びながら楽しく運動能力を高めていきましょう。